「ど、どこを触っているのだっ! この変態っ!」 舌を噛まなかったのが奇跡だというくらい、すさまじい勢いで あごを押しのけられた。
あー、どうせこんなこったろうと思ったよ。 逆上する弟子をなだめるため、というよりは自分を保護者の立場に戻すために柔らかな髪をくしゃりとなぜた。 「ま、これに懲りたら、この手の冗談はやめとくんだな」 あぶない、あぶない。 こんなガキにのせられて、危うく道を踏み外すところだったじゃねえか。
ところがそれを聞くなり弟子は不満そうに口をとがらせた。 ぎゅっと抱きついてくると、怒ったように言う。 「冗談ではないぞ。子供扱いするな。……いきなりだったから、少し、驚いただけだ」 それがガキだっていうんじゃねえか。 「……私では、だめなのか?」 ためらいがちにそう言った声は、いつになく頼りなげだった。
くっ… 次こそは…
そろそろ師匠に花を持たせるか
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